芸能事務所を設立するには何からはじめるべき?

芸能事務所とは、アーティスト、モデル、タレント、芸能人などの代理人として、価格交渉や仕事の斡旋を行う会社のことです。芸能事務所を設立したいとなれば、法的要件を確認しなければなりませんが、その内容は管轄の自治体によって異なります。単に事業運営のライセンスのみを必要とするだけの管轄区域もあれば、そうでない管轄区域もあるので、詳細については、該当する自治体に直接確認しましょう。

芸能事務所は基本的に、タレントブッキング価格全体に対するパーセンテージ、一律料金、タレントの卸売出演料に対して、収益を得ることになります。ビジネスとしてはじめるなら、芸能契約に関する知識と対人スキルは必須で、電話やパソコンで長時間対応する能力も求められるでしょう。この記事では、芸能事務所を開業するにあたって、参考にすべきステップを一つ一つ詳しく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

1. まずは、どのようなタレントを代理して、ブッキングしたいかを決めましょう。モデルをはじめ、ミュージシャン、芸人、パフォーマー、俳優、ビジュアルアーティストなどは、すべて芸能事務所が代表しています。この中から、1つか2つのタレント形態を専門に扱っている会社がほとんどです。


2. 芸能事務所を運営する許可やライセンスについて、地元や政府の事業所に問い合わせてみましょう。関連書類に記入したり、適用される手数料を支払ったり、法人番号を取得したりしなければいけません。

3. コンピュータ、プリンタ、電話、ファックスなど、会社運営に必要となる事務機器を備え、事務所を設置しましょう。自宅を事務所にする場合は、気が散らないよう、生活音が聞こえないような環境を整えるのがおすすめです。

4. 名刺、チラシ、パンフレット、文房具など、マーケティングに効果的なオリジナルグッズを作成するために、地元の印刷業者を探しましょう。また、公式ウェブサイトを作る場合は、ドメイン名とホスティングサービスを取得する必要があります。オリジナルグッズにはすべて、ウェブサイトのURLとメールアドレスを記載し、ウェブサイトには電話番号と連絡先を記載するのをお忘れなく。

5. 専門の弁護士に依頼して、タレントエージェンシー契約を電子フォーマットで作成しましょう。ブッキングの際に契約書を修正・適応できることがしばしば求められますが、弁護士がビジネスの特性に基づいて、一般的な契約書式をアドバイスしてくれるでしょう。

6. サービスの支払い方法を選択しましょう。ほとんどの場合、芸能事務所に所属しているタレントやアーティストは会場やバイヤーから直接支払いを受け、事務所を通じて請求されます。芸能事務所側は、各アーティストのレートに対して、パーセンテージ、定額、割合で請求することができます。

7. インターネット、電話帳、業界団体を通じて、タレントバイヤーや会場と連絡を取り、関心を持っていることを示しましょう。バイヤー候補にマーケティング資料を送り、頻繁に連絡を取り合うことで、近い将来の仕事につながります。

8. インターネット、業界団体、組織、その他の芸能事務所を通じて、タレントと接触しましょう。芸能事務所は、特にタレントがその事務所にしか所属していない場合、他の事務所と協力することが多いです。もちろん、その場合は、料金の交渉が行われます。

9. ブッキングする際には、所属事務所とバイヤー、所属事務所とタレントの間で別々の契約書を作成し、すべての関係者に署名してもらい、きちんと返送してもらいましょう。

10. 出演したタレントに対して、支払うべき金額の請求書を送付しましょう。なお、芸能事務所とタレントとの契約書に記載されている場合は、別途請求書を発行する必要はありません。